第30回「草枕」国際俳句大会
投句締切 2025年8月31日
夏目漱石が第五高等学校の英語教師として熊本に降り立った1896(明治29)年から100年になるのを記念し、熊本市名誉市民の俳人中村汀女顕彰のために始まった「草枕」国際俳句大会は2025(令和7)年、30回の記念大会を迎えることになりました。漱石来熊100年にはさまざまな行事が行われましたが、本大会は30年継続している全国でも数少ない国際俳句大会です。
記念大会の今年、幾つかの新しい試みを企画しました。まずは「国際大会」であることを踏まえ、外国語部門大賞受賞者を熊本に招待し「福田令寿賞」を贈ります。宇城市出身の福田令寿氏は1893(明治26)年、20歳で単身渡英、エジンバラ大学で医学を学び、帰熊後は熊本の医療や社会事業に取り組み、熊本市名誉市民ともなりました。また今回から、事前投句一般部門の「日本航空賞」に代えて、阿蘇を舞台にした熊本ゆかりの漱石作品『二百十日』にちなんだ「二百十日賞」を設けます。そして大会当日は、国際的に関心が高まる「HAIKU」をめぐり、「世界で愛される俳句―今なぜ地球俳句か」をテーマにシンポジウムを開催します。
第30回大会が募集するのは29回大会同様、事前投句の「一般部門」、「インターネット投句部門」、「ジュニア部門」、「外国語部門」、「写真俳句部門」、そして「当日投句部門」です。投句料の送金は従来の小為替に加え、昨年導入した郵便払込もあります。便利な方をご利用下さい。
事前募集の各部門の結果は11月の熊本日日新聞に発表。上位入賞者は11月15日の大会当日に市民会館シアーズホーム夢ホールで表彰の上、入賞作品をホームページに掲載、事前投句の「一般部門」、「当日投句部門」及び「写真俳句部門」の応募者全員に入賞作品集「『草枕』の玉手箱」をお届けします。
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