国際俳句協会 ご挨拶

 俳句は日本で生まれた独特の短詩です。1970年代に入って俳句の国際化が活発となり、今では世界各地に愛好者が広がり世界各国で多くの人たちが、それぞれの言語で俳句を詠み、俳句の研究をしていると言われております。

 このような状況のもとで、海外の俳句愛好者との交流と親睦を図ることを目的に、1989年12月、現代俳句協会・俳人協会・日本伝統俳句協会が大同団結し「国際俳句交流協会」が設立されました。以来、国際組織との連携拡充、俳句文化の紹介、機関誌の発行を中心に積極的な活動を続けています。

 現在、日本国内で約450名、海外で約120名の会員がいます。また外務省を通じて海外の在外日本公館に機関誌「HI」が配布されております。この輪をいっそう広げていきたいと、協会では新たに会員を募集しております。

 俳句を通じて世界の人々に日本人の感性や文化を理解してもらおう、俳句を通して相互に理解を深めていこう―このような趣旨にご賛同くださる方々に、ぜひご入会を頂きたいとご案内申し上げます。

2013年5月

国際俳句協会 会長