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麗らかな暖かい一日であった。柔らかい太陽の光は限りなく人の心を幸せにする。それまでの寒かった冬が尾を引いていたのが一気に春である。その喜びを素直に表現するのが俳句と心得ていた若い頃の自分が今の原点かも知れない。心を開き自然を見つめると自然は何か語りかけてくる。この句は全身で春を受け止めた句である。
九州鹿児島県出水は北の国から越冬するために鶴が渡ってくる。私は餌場に近い宿から夜明け前に起きて見に行くと、すでに餌場へ移った鶴は東の空が白むと一斉に大空を舞いはじめた。その数一万羽に近くその翼に乗るように私も自由に空を舞い、夫を亡くしたばかりの心が癒されて行くのを知った。
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