HIA俳句大会
入選作品紹介
第20回 HIA俳句大会 入選作品
俳句部門
選者
稲畑汀子・鷹羽狩行・宮坂静生・有馬朗人・星野恒彦・大久保白村・安西篤
永田龍太郎・今瀬剛一・大輪靖宏・加藤耕子・大高霧海
（外国語）木内徹・木村聡雄
国際俳句交流協会賞 (The Haiku International Association Award)
| 玫瑰や洗礼の名の島の墓 | 葛飾区 | 白塚 告天子 |
俳人協会賞 (The Association of Haiku Poets Award)
| ひと笛にしぶきに変るプールの子 | さいたま市 | 原田 静子 |
現代俳句協会賞 (The Modern Haiku Association Award)
| 風船は命の数よ東北忌 | 草加市 | 江口 靖子 |
日本伝統俳句協会賞 (The Association of Japanese Classical Haiku Award)
| フィヨルドは大きな器虹立てり | 秋田市 | 和田 仁 |
日本経済新聞社賞 (The Nihon Keizai Shimbun Award)
| 夏潮やシャガールの青モネの青 | 港 区 | 青山 ゆり |
ジャパンタイムズ社賞
| 吟遊の白夜詩人の古リュート | 深谷市 | 松山 芳彦 |
稲畑汀子選
（特選）
| 手をぬけば長生きしたる金魚かな | 杉 並 区 | 草野 准子 |
| 風渡りきて蜩を連れ去りぬ | 杉 並 区 | 和場ゆすら |
（入選）
| 記 録 的 炎 暑 未 曽 有 と い ふ 豪 雨 | 神 戸 市 | 田中 由子 |
| 不器用に生きる優しさ赤まんま | 堺 市 | 新田佐代子 |
| 春 雷 や 介 護 日 誌 を 今 閉 ぢ る | 夷 隅 郡 | 越川 悟 |
| 松 茸 飯 忌 日 の 夕 餉 明 る う す | 富士宮市 | 露乃 草子 |
| この家にいつしか馴染み盆支度 | 名古屋市 | 鈴木 愛子 |
| 野次馬も味方につけて凧上げる | 勝 浦 市 | 江澤 始一 |
| 賑 ひ の 中 の 静 寂 村 祭 | 匝 瑳 市 | 田中 修 |
| 逝 く 秋 や 星 の 命 は 測 ら れ ず | 港 区 | 青山 ゆり |
| わが胸に触れし芒の日のぬくみ | 世田谷区 | 石橋 万喜子 |
鷹羽狩行選
（特選）
| おむすびのやうに父母ゐる冬日向 | 秋 田 市 | 和田 仁 |
| 溜息に色あるならばしゃぼん玉 | 杉並区 | 和田 とし子 |
（入選）
| 生 身 魂 一 言 に あ る 重 さ か な | 堺 市 | 山戸 暁子 |
| 鉄 橋 を 渡 れ ば 植 田 ま た 植 田 | 弘 前 市 | 岩田 秀夫 |
| ど の 子 に も 空 限 り な し 原 爆 忌 | さいたま市 | 古郡 孝之 |
| 木の上に人のこゑする小春かな | 小 牧 市 | 鈴木 滋三 |
| 秋 高 し 日 本 と い ふ 美 し き 弓 | 廿日市市 | 日比野さき枝 |
| 立 冬 や 断 崖 に 波 砕 け 散 り | 習志野市 | 渡辺 雅子 |
| 父 の 日 の 父 の 眼 鏡 の 曇 り 拭 く | 北 区 | 小竿 和子 |
| 青 空 を 千 枚 に 分 け 千 枚 田 | 匝 瑳 市 | 田中 修 |
| 濃きところ淡きところも天の川 | 大 阪 市 | 西上 禎子 |
| 小流れの曲れば沿うて曼珠沙華 | 大 阪 市 | 西上 禎子 |
宮坂静生選
（特選）
| 是かく生きてやがて忘らる山椒魚 | 夷隅郡 | 越川 悟 |
| 八月てふ言葉の威力何時迄ぞ | 東久留米市 | 明吉 享子 |
（入選）
| 不器用に生きる優しさ赤まんま | 堺市 | 新田佐代子 |
| 戦死者の一人一人の母に夏 | 夷隅郡 | 越川 悟 |
| 稲光聖堂に読む開拓史 | 杉並区 | 境 惇子 |
| 旅にゐてタイの一夜を踊の輪 | 渋谷区 | 佐藤みちゑ |
| 新涼や五千年なる火焔土器 | 大網白里市 | 工川ひとみ |
| ゆく夏や語りの熱き筑前琵琶 | 名古屋市 | 坂崎紀代子 |
| 秋耕や天地に返す鳶のこゑ | 夷隅郡 | 岡西 宣江 |
| 一湾に漁火一つ月天心 | 横須賀市 | 宮岡 弘 |
| 晩節や一人の秋は昏れ易し | 鎌倉市 | 川口 弘人 |
| 死の谷を対岸に見て大夕焼 | 港区 | 斎藤 澄子 |
有馬朗人選
（特選）
| 吟遊の白夜詩人の古リュート | 深谷市 | 松山 芳彦 |
| 隊商の駱駝嘶く星月夜 | 葛飾区 | 白塚 告天子 |
（入選）
| 菜の花のひかりの中に神を説く | 杉並区 | 和田とし子 |
| 夜半の秋黒髪長き琵琶奏者 | 名古屋市 | 坂崎紀代子 |
| 紺碧の海かきわけて鰹船 | 勝浦市 | 江澤 愛子 |
| 老鶯の峠が村の境かな | 夷隅郡 | 岡西 宣江 |
| 玫瑰や洗礼の名の島の墓 | 葛飾区 | 白塚 告天子 |
| 南溟に大魚の星座夜の秋 | 柏市 | 大隅 徳保 |
| 夏潮やシャガールの青モネの青 | 港区 | 青山 ゆり |
| 一湾に漁火一つ月天心 | 横須賀市 | 宮岡 弘 |
| 路地に立つ老いしピエロに小鳥来て | 広島市 | 水田 博子 |
| 若きらの路上ライブやレノンの忌 | 川崎市 | 吉田 ひろし |
星野恒彦選
（特選）
| ひと笛にしぶきに変るプールの子 | さいたま市 | 原田 静子 |
| 影 の な き も の に 躓 く 炎 暑 か な | 仙 台 市 | 柏木ともみ |
（入選）
| 蠛 蠓 に 朝 の 挨 拶 さ へ ぎ ら る | 日 野 市 | 草刈 幸風 |
| フィヨルドは大きな器虹立てり | 秋 田 市 | 和田 仁 |
| キャタピラーの轍に乾びたる百足虫 | 杉 並 区 | 草野 准子 |
| 戦 死 報 届 く も 息 子 の 浴 衣 縫 ふ | 夷 隅 郡 | 越川 悟 |
| 父 の 日 の 父 の 眼 鏡 の 曇 り 拭 く | 北 区 | 小竿 和子 |
| 終 戦 日 唖 蟬 た ま る し づ か な 木 | 荒 川 区 | 土方 公二 |
| 柿届くアートのやふな葉を添へて | 夷 隅 郡 | 越川 悟 |
| 九 十 九 里 波 の 高 さ に 夏 の 雲 | 匝 瑳 市 | 田中 修 |
| 飲み水を買ふ国となり水澄めり | 那 須 町 | 畠山 雍 |
| 秋ともし畳紙にうする母の文字 | 名古屋市 | 菊井 稔子 |
安西 篤選
（特選）
| 風 船 は 命 の 数 よ 東 北 忌 | 草 加 市 | 江口 靖子 |
| 瓢 吹 い て 縄 文 人 の 顔 と な る | 川 崎 市 | 吉田 ひろし |
（入選）
| 両 杖 の 妻 を 導 き 山 は 秋 | さいたま市 | 原田 静子 |
| それなりに生きてゐますと墓洗ふ | さいたま市 | 古郡 孝之 |
| 長梅雨や銀座てふ名のシャッター街 | 夷 隅 郡 | 越川 悟 |
| 終 戦 日 唖 蟬 た ま る し づ か な 木 | 荒 川 区 | 土方 公二 |
| 大 西 日 太 郎 愛 せ し 火 焔 土 器 | 名古屋市 | 清水 京子 |
| 裾分けのまた裾分けの秋刀魚来る | 川 崎 市 | 中村日斗出 |
| 玫 瑰 や 洗 礼 の 名 の 島 の 墓 | 葛 飾 区 | 白塚 告天子 |
| 涼しさやインド更紗を肩に掛け | 川 崎 市 | 吉田ひろし |
| 人 生 も 薬 味 次 第 や 冷 豆 腐 | 匝 瑳 市 | 田中 修 |
| 八 十 路 と は 誰 に も 未 開 鳥 渡 る | 目 黒 区 | 大網 健治 |
大輪靖宏選
（特選）
| フィヨルドは大きな器虹立てり | 秋田市 | 和田 仁 |
| 病む父へ重ねる嘘や法師蟬 | 川崎市 | 中村 日斗出 |
（入選）
| おむすびのやうに父母ゐる冬日向 | 秋田市 | 和田 仁 |
| 戦死者の一人一人の母に夏 | 夷隅郡 | 越川 悟 |
| リハビリの距離をのばせば風薫る | 夷隅郡 | 越川 悟 |
| 空蟬の此の世にしがみつく如し | 吹田市 | 奥中 和子 |
| 太き燭点して涼し光堂 | 仙台市 | 柏木 ともみ |
| 玫瑰や洗礼の名の島の墓 | 葛飾区 | 白塚 告天子 |
| 笑みを生む木喰仏や虫集く | 三田市 | 木下 さとし |
| 踏まれたる邪鬼の目にある残暑かな | 東久留米市 | 井坂 宏 |
| 金継ぎの景色も沈め秋の暮 | 名古屋市 | 細川 みちえ |
| 老いてなほ大志抱くや残る菊 | 熱海市 | チョウコ ビーン |
永田龍太郎選
（特選）
| 玫瑰や洗礼の名の島の墓 | 葛飾区 | 白塚 告天子 |
| 夏潮やシャガールの青モネの青 | 港区 | 青山 ゆり |
（入選）
| 記録的炎暑未曽有といふ豪雨 | 神戸市 | 田中 由子 |
| フィヨルドは大きな器虹立てり | 秋田市 | 和田 仁 |
| 紺碧の空の寂寥夏木立 | 夷隅郡 | 越川 悟 |
| 凍て月やしじまの病棟誰ぞ泣く | 夷隅郡 | 越川 悟 |
| 指笛の今日湿りがち沖縄忌 | 茅ケ崎市 | 塚本 治彦 |
| 輪廻転生辞して枯野の土となる | 夷隅郡 | 越川 悟 |
| ぬばたまの闇のせせらぎ蛍待つ | 杉並区 | 和田とし子 |
| 春昼や雲を呑み込む伽藍堂 | 勝浦市 | 浅野 航秀 |
| 文机に母の背浮かぶ月の影 | 深谷市 | 中村 和江 |
| ものの芽のほどけむとしてけふの色 | 川崎市 | 渡邉美奈子 |
大久保白村選
（特選）
| 引っぱれば感電しさうからす瓜 | 長 岡 市 | 岡地 蝶児 |
| 失 う て 得 し も の 多 し 敗 戦 忌 | 川 崎 市 | 吉田 ひろし |
（入選）
| 長梅雨や銀座てふ名のシャッター街 | 夷 隅 郡 | 越川 悟 |
| 父 の 日 の 父 の 眼 鏡 の 曇 り 拭 く | 北 区 | 小竿 和子 |
| 菜の花のひかりの中に神を説く | 杉 並 区 | 和田 とし子 |
| 落 日 へ 向 き を 揃 へ て 赤 蜻 蛉 | 杉 並 区 | 和田 とし子 |
| 母の日や母のやうなる人とゐて | 勝 浦 市 | 江澤 愛子 |
| 玫 瑰 や 洗 礼 の 名 の 島 の 墓 | 葛 飾 区 | 白塚 告天子 |
| 一 湾 に 漁 火 一 つ 月 天 心 | 横須賀市 | 宮岡 弘 |
| 絵 蝋 燭 点 し 聖 夜 の 老 夫 婦 | 川 崎 市 | 吉田 ひろし |
| 妣 呼 べ ば 妣 の 来 さ う な 夕 花 野 | 江 東 区 | 千葉 日出代 |
| 濃きところ淡きところも天の川 | 大 阪 市 | 西上 禎子 |
今瀬剛一選
（特選）
| 立 冬 や 断 崖 に 波 砕 け 散 り | 習志野市 | 渡辺 雅子 |
| 波 が 波 呑 み 込 む 川 瀬 櫨 紅 葉 | 横須賀市 | 宮岡 弘 |
（入選）
| 大 絵 馬 の 嘶 く 気 配 青 あ ら し | 秋 田 市 | 和田 仁 |
| フィヨルドは大きな器虹立てり | 秋 田 市 | 和田 仁 |
| 老 い 楽 し 侫 武 多 囃 子 の 中 歩 む | 弘 前 市 | 岩田 秀夫 |
| てのひらに乗せたきほどの島涼し | 廿日市市 | 日比野 さき枝 |
| ぬばたまの闇のせせらぎ蛍待つ | 杉 並 区 | 和田 とし子 |
| 二 千 年 前 の 住 み 跡 大 根 蒔 く | 相模原市 | 宮崎 登美子 |
| 稲 の 花 こ ぼ さ ず 昨 夜 の 雨 上 る | 名古屋市 | 小笠原 貞子 |
| 夏潮やシャガールの青モネの青 | 港 区 | 青山 ゆり |
| ものの芽のほどけむとしてけふの色 | 川 崎 市 | 渡邉 美奈子 |
| 風 薫 る 沖 留 の 船 た ゆ た へ り | 横 浜 市 | 大貫 邦子 |
加藤耕子選
（特選）
| お隣へ繋つてゐる蜘蛛の糸 | 久留米市 | 谷川 章子 |
| もう少し生き八月を伝へねば | 東久留米市 | 明吉 享子 |
（入選）
| ちぐはぐに生きて目刺を焼いている | 木更津市 | 中澤 一紅 |
| 江の電や昭和の音と夏の海 | 江戸川区 | 石綿 久子 |
| 記録的炎暑未曽有といふ豪雨 | 神戸市 | 田中 由子 |
| イグアスや飛沫千条虹幾重 | 流山市 | 小野 正之 |
| どの子にも空限りなし原爆忌 | さいたま市 | 古郡 孝之 |
| 沙羅落花地に十戒を刻印す | 横浜市 | 佐藤 一星 |
| 句集句誌積まれし机辺獺祭忌 | 名古屋市 | 清水 京子 |
| 賑ひの中の静寂村祭 | 匝瑳市 | 田中 修 |
| 懸命に生きて八十昭和の日 | 匝瑳市 | 田中 修 |
| 失うて得しもの多し敗戦忌 | 川崎市 | 吉田 ひろし |
大高霧海選
（特選）
| 疎開せし心ひもじき終戦日 | 金沢市 | 高羽 昭子 |
| 一滴が一滴を呼び雪解急 | 川崎市 | 渡邉 美奈子 |
（入選）
| 芒活け野の風韻に浸りたる | 福島市 | 小野 郁巴 |
| どの子にも空限りなし原爆忌 | さいたま市 | 古郡 孝之 |
| 登高や善意の担ぐ車椅子 | 渋谷区 | 佐藤 みちゑ |
| サングラス掛け匿名となりにけり | 横浜市 | 佐藤 一星 |
| 天皇のお言葉平成の終戦日 | 名古屋市 | 山川 和代 |
| 不戦をば御霊に誓ふ万の菊 | 渋谷区 | 山口 務 |
| 秋草や遺品なきこの兵士墓 | 文京区 | 岡田 弘 |
| 戦跡に姫百合の影母の影 | 港区 | 青山 ゆり |
| 禊萩を供へ偕老契りけり | 渋谷区 | 小川 耀水 |
| 瓢吹いて縄文人の顔となる | 川崎市 | 吉田 ひろし |
ハイク部門
選者
木内 徹 選（Selected by Toru Kiuchi）
木村 聡雄 選（Selected by Toshio Kimura）
特選 (Prize Winners) 木内 徹 選 (和訳共)
from stars in the sea
to stars in the sky
a stone stairway
Nikolay Grankin（Russia）
海の星から
空の星まで
石の階段が
ニコライ・グランキン（ロシア）
empty net―
fisherman shakes the ashes
from a cold pipe
Nina Kovacić（Croatia）
何も入っていない網―
漁師が灰を振り落とす
冷えたパイプから
ニナ・コヴァチッチ（クロアチア）
入選 (Honorable Mentions) 木内 徹 選 (和訳共)
Bike riders zoom
one after another
desert moon
David McMurray（Kagoshima, Japan）
オートバイが疾走する
一台また一台と
砂漠の月
デーヴィッド・マクマレー（日本・鹿児島）
taiko-drums ceasing
slowly soaring down
the white feather
ALilian Rittri（Sweden）
太鼓の音が止み
ゆっくり舞い落ちてくる
白い羽
リリアン・リットリ（スウェーデン）
left: snoring
right: botching a crossword
commuting
J. Brian Robertson（Canada）
左は鼾
右はクロスワードパズルに夢中
通勤電車
J・ブライアン・ロバートソン（カナダ）
bright sun
the cocoa dries
to the song of a woman
Mariela Hernandez（Netherlands）
明るい太陽
ココアが乾く
女の歌に合わせて
マリエラ・ヘルナンデス（オランダ）
特選 (Prize Winners) 木村 聡雄 選 (和訳共)
grandma’s house
silent barking
of the hand shadow dog
Alexey Andreev（Russia）
おばあちゃんの家
無音で吠える
影絵の手の犬
アレクシー・アンドレーフ（ロシア）
ducklings and blossoms
mingle in the pond
small talk I don’t understand
Ben Clarkson（New Zealand）
仔鴨と花と
池で混ざって
何かお喋り
ベン・クラークソン（ニュージーランド）
入選 (Honorable Mentions) 木村 聡雄 選 (和訳共)
monsoon dusk . . .
a group of women sings
the rice planting songs
Kanchan Chatterjee（India）
モンスーンの夕暮れ…
女たちの
田植え唄
カンチャン・チャテルジェ（インド）
summer breezes
the universe beyond
our small gate
Jay Friedenberg（U.S.A.）
夏そよぐ
わが家の門の
向こうの宇宙
ジェイ・フリーデンバーグ（アメリカ）
sunlit field
in the tree frog’s eyes
darkness stays
VLucky Triana（Indonesia）
野に光
雨蛙の目には
闇が
ラッキー・トリアナ（インドネシア）
the last tram
takes into the night
the street noise
Branka Vojinović Jegdić（Montenegro）
最終市電
夜へと
町の喧騒を
ブランカ・ヴォイノヴィッチ・ジェディッチ（モンテネグロ）